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94 守護 (梅宮忠信)

 黄金梅を守護する。それが梅宮の役目。

そう言われ続けてきた。

「守るってなんだろう」

「あ? なんだ急に」

 なんとはなしについて出た言葉が、

隣で酒を飲んでいた譲太郎にも聞こえたらしい。

訝しげな顔をこちらに向けてきた。

「黄金梅を守るのが役目って言われてもさ、
 守るって色々あると思うんだよね」

 昔はそんなことを考えもしなかった。

しかし妹が成長するに従って、

それだけではいけないように思い始めてきたのだ。

「まあ、確かにな」

 譲太郎はなみなみついであるビールを口にしながら、

でも、と続けた。

「お前が思う、守り方をすればよいんじゃないのか?」

「僕が思う?」

 ああ、と頷く譲太郎の声に、

忠信は少しだけ肩の力が抜けたような気がした。

(了)
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やどりぎ

Author:やどりぎ
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サークル『宿り木』の小説ブログです。
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2人で100のお題をお借りし、
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