95 死神 (悟)

本屋で雑誌を見ていたら、巻末に占いのページを見つけた。

「タロット星占い?」

 星占いだけならわかるが、

なぜそこにタロットをつけなければならないのだろう。

そのアンバランスさがなんだかやけに気になって、

悟は自分に当てはまる項目を見てみた。

「なんだ、死神じゃないか」

 タロットにくわしくない人間でも一発で意味がわかる。

「なになに? 

古いものに囚われるのはやめましょう? なに言ってるんだ」

 こだわらなければ何もできないし変わらないではないか。

「ふん……」

 悟はわざと鼻を鳴らして雑誌を置き、本屋をあとにした。

                            fin.
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テーマ : 自作小説(ファンタジー)
ジャンル : 小説・文学

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ようこそ、こちらはオリジナル小説サークル『宿り木』の小説ブログです。
メンバーの朝川 椛(あさかわもみじ)と高木 一(たかぎはじめ)の2人で100のお題をお借りし、
オリジナル小説を書いています。

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