15.テーマパーク<須永由江(すながゆきえ)>
written by 朝川 椛
幼い頃、全世界中に有名なアニメション会社のテーマパークが日本でオープンした。
須永由江ももちろんそのテーマパークに行きたかったが、
何かと厳しい両親に言うことができずにいた。
しかし、今回ばかりは何故かいつもと違った。
幼い頃、全世界中に有名なアニメション会社のテーマパークが日本でオープンした。
須永由江ももちろんそのテーマパークに行きたかったが、
何かと厳しい両親に言うことができずにいた。
しかし、今回ばかりは何故かいつもと違った。
「由江、○○ランドに行きたい?」
「行きたい!」
母の問いかけに由江は一二もなく首肯した。
やって来たのは文字通り夢の国。
由江は完全に目の前に広がる建物やキャラクターたちの世界に酔いしれた。
何しろ何時間並んでも飽きることがないのだ。
キャスト、つまりは遊園地のスタッフが、
退屈しないよう面白いことをたくさんやって見せてくれるのである。
「また来たいわね」
帰り際、母が出口でぽつりと呟いた。
「だなあ」
「うん!」
自分も父母と同じ気持ちだったのかと思うと、それだけで嬉しく、
また両親と行けたらいいな、と強く思ったのだった。
了
「行きたい!」
母の問いかけに由江は一二もなく首肯した。
やって来たのは文字通り夢の国。
由江は完全に目の前に広がる建物やキャラクターたちの世界に酔いしれた。
何しろ何時間並んでも飽きることがないのだ。
キャスト、つまりは遊園地のスタッフが、
退屈しないよう面白いことをたくさんやって見せてくれるのである。
「また来たいわね」
帰り際、母が出口でぽつりと呟いた。
「だなあ」
「うん!」
自分も父母と同じ気持ちだったのかと思うと、それだけで嬉しく、
また両親と行けたらいいな、と強く思ったのだった。
了
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